端午の節句が終わったら?
端午の節句をお祝いする道具、どうやってしまうの?
五月人形(鎧兜)をしまう方法を教えて!
五月人形は繊細な飾り物です。端午の節句が終わって片付けるときには、丁寧に手入れをしながらしまうようにします。
まずは、五月人形についたホコリを取り除きます。羽ばたきなどで優しく丁寧に払いましょう。金属の部分は、やわらかい布やメガネ拭きなどを使って、磨くようにして汚れを拭き取ります。塗り台もやわらかい布で乾拭きすると良いでしょう。
汚れやホコリを取り除いたら、しまっていきます。やわらかい紙をあて、包んでからしまいます。尖った部分などは出し入れの際に周囲の飾りとぶつかってしまう心配があります。紙を多めに巻きつけるなどして保護すると安心です。
意外な落とし穴なのが防虫剤。衣類用の防虫剤や乾燥剤を用いるのではなく、効き目がおだやかな人形専用の防虫剤を使うようにします。湿気が少なく、かつ乾燥しすぎない場所を選んで収納しましょう。
鯉のぼりのしまい方を教えて!
鯉のぼりは外に飾るものですので、手入れを怠ると非常に傷みやすいです。きちんとしまうことで、できるだけ色あせや傷みから守ってあげましょう。
まずは鯉のぼり本体の汚れを取り除きます。真水を使って軽く水洗いをし、よく乾燥させてから折りたたみます。このとき防水スプレーなどを使って撥水加工をしておくと、翌年に飾る際に汚れがつきにくくなります。また防虫剤を入れると生地が傷みやすくなりますので、入れずにしまったほうが無難です。洗濯機や乾燥機、アイロンなどを使用すると鯉のぼりが傷んでしまいますので、これらは使わないようにします。
カビを防ぐため、収納場所には湿気のない場所を選びます。
五月人形もひな人形と同じく早くしまった方がいいの?
ひな人形は、ひな祭りが終わったら早くしまわないとお嫁に行くのが遅くなる、などといった言い伝えが今も根強く残っているようです。では五月人形はどうかというと、こちらにはそのような言い伝えはありません。しまうのが遅くなってしまっても、特別問題はないと言っていいでしょう。中には一年を通して飾っておくというご家庭もあるようです。
一般的には、端午の節句が終わった5月6日以降の良く晴れた日にしまうのが良いと言われています。天気が良い日に片付けると、空気が乾燥しているので人形が傷みにくいためです。梅雨入りが近くなると天気が崩れやすくなりますので、5月の中旬頃を目安にしまうと良いでしょう。
男の子の初節句「初めての端午の節句」のお祝いはどうする?
1歳誕生日を迎えるまでにも「お七夜」「お宮参り」「お食い初め」など様々なお祝い行事がありますが、「初節句」は男女で初めて違いが出る行事です。この記事では男の子の初節句(端午の節句)について詳しくご紹介します。
端午の節句撮影