これで完璧!?本当に知ってる??お宮参りの習わしとマナー(作法)②
お子さまが生まれて最初の行事となることの多い お宮参りを ビシっ と決めておくことで義父母へもちょっとしたアピールになるかもしれません。
それでは早速、お宮参りを成功させる為のマナーについての第2弾です。
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お宮参りの成り立ちをおさえておけばデキル男を演出できる!?
お宮参りは生後30日前後にお参りをするもの、ということは知っていても成り立ちについては意外と知らない人が多いものです。
知識はひけらかすと悪い印象にとられてしまうこともありますが、知っていることをさりげなく披露できれば良い印象を与えられる可能性大です。
お宮参りは子どもを想うからこそ生まれた行事
日本では今でこそ多くの行事がありますが、お宮参りは何も商業的な発想から生まれた行事ではありません。お子さまの成長を切に願う親の想いから生まれた行事なのです。
お宮参りは室町時代からお宮参りの習わしが始まり、江戸時代に庶民へ普及したという説があります。
古来の日本では、せっかく赤ちゃんが生まれてきても、お産の技術も新生児の医療も発展していなかったため、数日も経たないうちに命が果ててしまうという悲しい出来事は決して珍しいことではありませんでした。
人々は天からの授かり物である赤ちゃんが「悪霊の目について連れ去られないように」と生まれて間もない身体に古い布をかぶせて、人目につかないように隠しておくこともあったようです。
そうして赤ちゃんが、ようやく安心して家族の一員として迎えられる時期の目安が生後1カ月でした。生後1カ月まで生き延びた赤ちゃんは、この世に生を受け自ら生きていく力を得たと見なされ、産土神(うぶすながみ)の元に参拝し祝福を受ける儀式を行ったのが、現代にも伝わるお宮参りの始まりと言われています。
成り立ちを知ると、こどもの成長を願う両親の思いが込められた行事であることがわかります。お子さまの成長に感謝の意もこめて、お参りの作法も事前に知っておくようにしましょう。
お参り前にこれだけは知っておこう
お宮参りは赤ちゃんの誕生をその土地の守り神に報告し、感謝の気持ちと健やかな成長を祈願する神聖な儀式です。最近では慣習にとらわれず自由な形でお宮参りを行うご家族も増えていらっしゃいますが、神様の前では失礼のないように最低限の作法についてはあらかじめ知っておくようにしましょう。
境内に入る際には、身なりが整っているか再度確認しましょう。鳥居をくぐる時は会釈をして入るのが礼儀とされています。
最近では鳥居の前で会釈をするパパママは決して多くはない為、少し人の目を気にしたり、抵抗を持たれる人もいるのではないでしょうか。しかし見る人がみたら「しっかりしているな」と、印象も変わるかもしれませんね。
境内に入ったら、まずは手水舎(ちょうずや・てみずや)で心身の洗浄を行います。
柄杓(ひしゃく)を取り左手、右手の順に洗い清めます。その後手のひらで水を受けて口元をすすぎましょう。使用した柄杓は手で握った部分を清めた後、元に戻します。
時期や場所によっては水も冷たく敬遠してしまうこともあるでしょう。しかしお参り前に身を清める儀式ですので、ここはしっかり行うようにしましょう。
赤ちゃんを抱っこする役割も事前に参列者同士で話し合い、納得した形でお宮参りを迎えられるようにしたいですね。
玉串拝礼と絵馬掛け
お宮参りは、参拝だけではなく神主様に「祝詞(のりと)」をあげて貰いましょう。祝詞をあげることで不浄な雑念を取り払い、神様に赤ちゃんの健やかな成長を心静かに願うことができます。赤ちゃんが誕生した喜びや親になったという責任感をより強く感じられる時間にもなることでしょう。
この時に参列者は玉串拝礼(たまぐしはいれい)を行います。玉串拝礼にも作法がありますので事前に覚えておけば当日慌てることもありません。
玉串拝礼の作法
①神主様より玉串を受け取ります。この時右手は上から左手は下から持ちます。
②玉串を胸の高さに持ち、神前の玉串案前に進み一礼します。
③玉串を時計回りに回し祈念を込めます。
④左手で玉串の根本を時計まわりに回し玉串を案にのせます。
⑤最後に二礼二拍手一礼をします。
赤ちゃんを抱いている人は玉串拝礼は省略し、親族と合わせて二礼すればいいようです。
お宮参りの当日は、神主さんに対し祝詞をあげてもらった御礼として「御初穂料(おはつほりょう)(または御玉串料-おたまぐしりょう)」を納めます。
実際には神主さんがお参りの中でも流れを教えてくれながら進むケースが多いようですので「丸暗記しなければいけない」という心配は不要かと思いますが、事前に流れを知っておくと、どうしたら良いのだろうと あたふたする こともないでしょう。
お宮参り時に両家の義父母が参列したり、お参り後に食事会を予定していたりすると、パパは周囲への気配りに忙しかったり、ママも体力の戻らない中での外出で大変なこともあるでしょう。
事前にマナーや当日の流れを押さえておいて、当日は気持ちにも余裕をもってお参りし、素敵な1日となるようにしましょう。
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