【七五三の衣装】選び方のポイントからご家族の服装まで疑問を一気に解決
更新日:2023年10月11日
七五三の衣装は選択の幅が広いことから、お子さまにぴったりな衣装探しに頭を悩ませるお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、七五三の衣装選びのポイントを詳しく解説します。
ヘアメイクや着付け、ご家族の服装選びについても紹介しており、準備に役立つ情報が満載です。七五三シーズンに入ってから慌てないように、できるだけ早めに準備を始め、ゆったりとした気持ちで当日を迎えましょう。
目次
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衣装を選ぶ前に知っておきたい「七五三」の基礎知識
七五三が日本の伝統行事であることは広く知られていますが、由来やお祝いする年齢など、七五三のことを深く理解している方は少数派ではないでしょうか。ここではまず、七五三の基礎知識と、近年のお祝いの傾向をチェックしておきましょう。
七五三とは
七五三は、神社やお寺を訪れ、子どもの健やかな成長を願う行事です。七五三の由来は、古い風習として行われていた3歳男女の「髪置(かみおき)」5歳の男の子の「袴着(はかまぎ)」7歳女の子の「帯解き(おびとき)」という3つの儀式であると考えられています。
現在、七五三の日は11月15日です。諸説ありますが、江戸幕府の五代将軍徳川綱吉が息子の健康祈願をした日が11月15日で、その後庶民の間に広がり、定着したともいわれています。
七五三を祝う年齢
現代における七五三では、3歳の女の子、5歳の男の子、7歳の女の子をお祝いするのが一般的です。しかし、3歳のお祝いを男女ともに行う地域も多数あります。地域によっては、10歳の「十歳(ととせ)の祝い 」や13歳の「十三参り 」といった、異なる年齢でお祝いする風習もあるため、気になる方はお住まいの地域の風習を調べておきましょう。
また七五三は、生まれた年を1歳として、新年を迎えるごとに1歳年を加える「数え年」で祝っていました。しかし近年は、生まれた日を0歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳年を加える「満年齢」でのお祝いでもよいとされています。
数え年でお祝いする場合は、満年齢よりも幼いタイミングでお参りの日を迎えることになるため、お子さまの成長の様子なども考慮しながら日取りを決めるのもひとつの方法です。
近年の祝い方の傾向
現在の七五三に厳格な決まりはありません。お祝いの内容は、神社やお寺へのお参り、写真撮影、食事会が一般的ですが、写真撮影を別の日にしたり、食事会を省略したりするケースもあります。ご家族の考え方やお子さまの成長に合わせて、無理のないスケジュールを立てましょう。
また日程に関しても、七五三の日として定められている11月15日にこだわらず、10月~11月ごろの都合のよい日にお参りするご家庭も増えています。
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七五三の衣装の選び方は大きく2ステップ
最近は伝統的な着物だけでなく、さまざまなデザインの七五三用の衣装があります。選択肢が多いだけに、迷ってしまうお父さんお母さんも多いかもしれません。ここでは、衣装選びに取りかかる前に押さえておきたい、2つのステップを紹介します。
1.「和装」か「洋装」かを決める
まずは、「和装」と「洋装」のどちらにするかを決めることから始めましょう。もともと七五三は和装でお祝いする習わしがありました。しかし最近は洋装を選ぶご家庭も増えています。お父さんお母さんの考えやお子さまの成長なども考慮し、お好みのスタイルでお祝いして構いません。
和装のメリットは、日本の伝統文化を感じられることです。年齢ごとの伝統的な衣装を身にまとえば、七五三らしさが味わえます。洋装は、和装よりも動きやすいことや、準備の手間がかかりにくいことが大きなメリットです。着付けの時間も短縮できるため、お子さまの負担も軽減できるでしょう。
2.「購入」か「レンタル」かを決める
七五三の衣装の幅は広く、その中からお子さまにぴったりな1着を探すのは時間がかかりがちです。衣装を購入するかレンタルするかを先に決めておくと、選択肢が狭まり探しやすくなるでしょう。
購入するメリットは、下に同性のごきょうだいがいれば着回しができることです。衣装によっては、卒園式や入学式にも活用できます。
一方、レンタルは購入よりも費用が抑えられることが大きなメリットです。特に着物を購入するケースに比べ保管場所の確保や定期的なお手入れなども不要なため、手軽さも魅力といえるでしょう。小物もセットになっているプランを選ぶことで、装飾品の準備の手間も減らせます。
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年齢別|一般的な七五三の衣装【和装編】
七五三は、7歳・5歳・3歳とそれぞれ別の儀式が由来といわれており、年齢によって伝統的な衣装が異なります。七五三の衣装に厳格な決まりはありませんが、「日本の文化に触れたい」「伝統を重視したい」という場合は和装がおすすめです。ここでは、七五三の着物の特徴を、年齢別に紹介します。
3歳は「三つ身の着物+被布」や「羽織袴(はおりはかま)」
3歳の七五三は、髪を伸ばし始める儀式である「髪置(かみおき)」が基になっているといわれています。現在は、三つ身の着物に兵児帯(へこおび)などのやわらかい帯を巻き、被布(ひふ)という、袖のない丈の短い上着を羽織るのが定番のスタイルです。
男の子の場合は、「羽織袴」を選ぶご家庭も多くみられます。お子さまの体格なども考慮しながら選ぶとよいでしょう。
5歳は「羽織袴(はおりはかま)」
5歳の七五三は「袴着(はかまぎ)」の儀式が由来といわれています。袴着は、男の子が初めて袴を身につける儀式です。一般的な衣装は羽織袴(着物の上から羽織を身につけ、袴をはくスタイル)で、羽織には家紋を入れる場合もあります。
現在は、兜や松といった、縁起のよい柄が入った着物が人気を集めています。黒や紺となどの定番カラーをはじめ、白や水色なども登場しており、豊富なカラーバリエーションの中からお子さまにぴったりの衣装を選びましょう。
7歳は「四つ身の着物」
7歳の七五三は、「帯解き(おびとき)」の儀式が基になっているといわれています。帯解きは、それまで着ていた幼児用の着物を卒業し、大人と同じ着物や帯を身につける女の子の儀式です。
お子さまの体格にもよりますが、7歳の七五三では一般的に「四つ身の着物+帯」を着用します。大人の女性の仲間入りを祝う行事ということもあり、少しお姉さんの雰囲気が感じられる色柄のものも人気です。
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男女別|一般的な七五三の衣装【洋装編】
近年は、七五三の衣装に洋装を選ぶご家庭も珍しくありません。また、お参りは動きやすい洋装で、写真撮影は和装でなど、両方の装いを楽しむケースも見られます。
洋装の場合はフォーマルスタイルを意識すると、神社やお寺の雰囲気にもマッチします。男の子は「ジャケット+パンツ」、女の子は「ワンピース」や「シャツ+スカート」「ドレス」などが人気です。
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七五三の衣装|男女別の選び方のポイント
七五三準備のメインともいえる衣装選びは、色柄やデザインに加え、お子さまの性格や体力なども考慮しておきたいところです。男の子も女の子も複数の選択肢があるため、衣装選びのポイントを男女別に確認してみましょう。
男の子
男の子は着物を着る機会が少ないこともあり、七五三の衣装に和装を選ぶご家庭も少なくありません。しかし、3歳や5歳の男の子は元気いっぱいの時期でもあります。着付けの負担軽減や動きやすさを優先する場合は、洋装のほうがよいかもしれません。
お子さまの成長や性格なども考慮しながら、ご家族でよく話し合って決めることをおすすめします。
女の子
女の子は3歳と7歳で衣装が異なることから、レンタルを活用するのもおすすめです。色とりどりの衣装があるため、目移りすることもあるでしょう。迷ったときは、お子さまの好きな色や似合う色に絞ると、効率よく探せます。
7歳ごろになると、自分の好きな色やデザインを選べるお子さまも多い傾向です。お子さまの意見も聞きながらの衣装選びは、準備段階からすてきな思い出になるでしょう。
七五三の衣装|家族の服装選びのポイント
お子さまの装いが決まったあとは、同行するご家族の服装も準備しましょう。ご家族の服装も主役のお子さまと同様、厳格な決まりなどはありません。とはいえ、ご家族の服装選びにもいくつかポイントがあります。事前に情報をキャッチアップして、ご家族の大切な行事を楽しみましょう。
主役のお子さまよりも格下の服装を選ぼう
七五三は、お子さまが主役の行事です。お父さんお母さんは、主役のお子さまよりも格下の服装を選ぶとバランスが取れます。
お子さまの衣装が和装であれば、和装、洋装のどちらを選んでも問題ありません。しかし、お子さまが洋装の場合は、お父さんお母さんも洋装を選びましょう。お子さまよりも目立つ色や柄の服は避け、お子さまが引き立つデザインの服を選ぶのがポイントです。
お父さんの服装はスーツが主流
お父さんの服装は、お母さんの衣装に合わせると決めやすいでしょう。夫婦間の服装の格を合わせると、バランスがよくなります。
なお、お子さまとお母さんが和装の場合はお父さんも和装で、といった決まりはありません。近年のお父さんの服装はスーツが主流ということも踏まえながら、ご家族で話し合って決めましょう。
ご家族でテイストを合わせるのがおすすめ
お父さんとお母さんだけでなく、ごきょうだいや祖父母も、主役のお子さまの衣装に合わせて服装を選びましょう。参加する方のテイストを合わせると、統一感が出ます。
お子さまの衣装のメインカラーをご家族の服装に取り入れるのもおすすめです。例えばメインカラーがブルーの場合、お母さんの着物の重ね衿を淡いブルーにしたりお父さんのネクタイをブルー系にしたりと、さり気なくリンクさせるのもすてきです。
七五三の衣装が決まったら|ヘアメイクや着付けの準備も忘れずに
ヘアメイクや着付けの準備にも早めに取りかかりましょう。多くの場合、ヘアメイクは「お父さんやお母さんをはじめ、できる方が自宅(セルフ)でする」、「プロに依頼する」の大きく2択です。ここでそれぞれのメリットやポイントを確認し、ご家庭に合った方法を選びましょう。
自宅でする場合
自宅(セルフ)でヘアメイクや着付けをする主なメリットは、費用がかからないこと、予約や来店の手間を減らせることなどです。自宅でセットをする場合は、必要な道具や小物をそろえておきましょう。
小さなお子さまの髪は大人よりも細くやわらかいため、思い通りの仕上がりにならないこともあります。着付けの際に、じっとしているのが難しい場合もあるでしょう。想定外のトラブルを防ぐためにも、事前に何度か練習して慣れておくことをおすすめします。
プロに依頼する場合
プロに依頼する主なメリットは、より完成度の高い仕上がりが期待できることや、衣装に合う髪型を提案してもらえることなどです。
レンタル衣装を利用する場合やフォトスタジオでの記念撮影を検討している場合は、ヘアメイクや着付けがセットになっているプランもあるため、サービス内容を詳しく確認しておきましょう。また、美容院やフォトスタジオは七五三シーズンになると大変混み合います。依頼する場合は、早めに予約しておくと安心です。
七五三の特別な衣装で記念写真を撮ろう
特別な衣装を着る七五三は、記念写真を撮影するチャンスです。お参りの際の何気ない姿やご家族での集合写真など、さまざまなパターンで撮影するとアルバムにバリエーションをつけられます。
七五三は、セルフ写真のほか、フォトスタジオでプロによる写真も撮っておきたいものです。お子さまの愛らしい姿や成長を喜ぶご家族の表情を、高品質で色鮮やかな写真にして残しておきましょう。
七五三は記念写真も衣装の準備もスタジオマリオにお任せ!
晴れやかな衣装に身を包んだお子さまの姿は、スタジオマリオで美しい写真にして残しませんか。ここからは、七五三の衣装の用意から着付け、ヘアメイクに至るまで、すべての準備が整っている、スタジオマリオの魅力を紹介します。
好みに合わせて選べる豊富な衣装
スタジオマリオでは、伝統的なデザインやトレンドを押さえた今風のデザインなど、バラエティー豊かな衣装をご用意しております。ぜひ、お子さまのかわいらしさを引き立てる特別な1着をお選びください。
撮影衣装だけでなく、着付けやヘアメイクも無料です。主役のお子さまに加え、一緒に撮影される小学生以下のごきょうだいの衣装も無料でご提供いたします。七五三の機会に、喜びあふれる家族写真を撮っておきましょう。
背景や小物も衣装に合わせてコーディネート
ご希望の衣装に合わせたスタイリングテーマでトータルコーディネートする、スタイリング撮影も人気です。和装にも洋装にも合うスタイリングテーマを複数ご用意しております。
着物や小物のお持ち込みも可能ですので、お気軽にご相談ください。衣装をはじめ背景や小物にもこだわり、お子さまの「憧れの自分」の実現をサポートいたします。
撮影後のお申し込みでお参り衣装をお得にレンタル
お参り用の衣装をお得にレンタルいただける「七五三着物レンタル」のご利用も、ぜひご検討ください。撮影とお参りを別日にすることで、お好きな衣装を2着楽しめます。
小物一式もセットになっているため、当日は普段着で来店いただき、着付けとヘアメイク後、そのままお参りに出掛けるスケジュールも可能です。七五三着物レンタルは、写真撮影後にお申し込みいただけます。
まとめ
七五三は日本の伝統行事です。七五三を迎えるお子さまの服装は、和装のほか、フォーマルを意識した洋装を選ぶご家庭も増えています。地域の風習をはじめ、成長や性格なども考慮しながら、お子さまにぴったりな衣装を選びましょう。
スタジオマリオでは、和装・洋装ともに、豊富な衣装をご用意しております。着付けやヘアメイクもスタジオマリオのスタッフがいたしますので、お気軽にお問い合わせください。お子さまの「今」を、子ども写真のプロによる高度な技術で美しく残しませんか。
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