七五三の靴選びはどうする?和装・洋装別の選ぶポイント&靴擦れ対策も解説
更新日:2021年07月13日
七五三のお参りでは、お子さまに着物や袴、スーツといった普段とは違う晴れ着を着せてあげたいと考えるお父さん、お母さんも多いでしょう。中には、衣装に合わせて履くお子さまの靴について、気になっているという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、七五三の靴に焦点を当てて選び方のポイントを紹介します。和装・洋装別の選び方のポイントや靴擦れ対策、お参りを快適にするために準備したいものについても把握できる内容です。靴選びや当日の備えにお役立てください。
スタジオマリオの七五三撮影メニュー
七五三の靴はどうする?
七五三にふさわしいこどもの服装は、和装では袴や着物、洋装ではスーツやワンピースが挙げられます。和装では草履、洋装ではフォーマルシューズを合わせるのが一般的です。当日の履物は、デザインだけでなく履きやすさを重視する必要があるでしょう。ここでは、和装・洋装それぞれの場合について、望ましい足元について解説します。
袴や着物を着る場合
七五三で袴や着物といった和装をする際には、草履を履くのが一般的です。男の子の場合、初めて袴をはく「袴着(はかまぎ)の儀」に由来する5歳のお祝いでは、白い鼻緒の雪駄(せった)を合わせるのが基本とされています。
女の子の場合は、4cm~4.5cm程度の高さがある草履が主流です。底が厚く、前緒のほうに向かって「のめり」を付けた「ぽっくり」という下駄も人気がありますが、高さの低い草履と比べて歩きにくく、転びやすいことは注意点として押さえておきましょう。
なお、草履は履きなれていないお子さまにとっては歩きにくかったり、疲れてしまったりする可能性があります。参拝や写真撮影などのときのみ草履を履くことにし、移動時には履きなれた靴を履かせてあげるのも選択肢のひとつです。
スーツやワンピースを着る場合
スーツやワンピースといった洋装の場合、足元はフォーマルシューズが選ばれる傾向です。定番の黒のほか、衣装の色と同系色のものを選ぶと合わせやすいでしょう。
男の子の場合、スーツには革靴を履くのが基本ですが、3歳や5歳の男の子にとって革靴は履きにくいかもしれません。革靴に抵抗がある様子が見られた場合は、黒いスニーカーなどで代用しても問題ないでしょう。
女の子の場合、革やエナメル素材などのフォーマルシューズがおすすめです。バックルやリボンが付いたものなどさまざまなデザインがあり、光沢感やラメ感のある素材で高級感を演出できるものもあります。デザインと合わせて、歩きやすさや着脱のしやすさも考慮して選ぶようにしましょう。
草履選びのポイントは?
七五三で和装をする際の足元は、草履を合わせるのが基本です。しかし草履は多くのお子さまにとってなじみの薄い履物といえるでしょう。靴擦れを防ぎ快適に過ごすためには、サイズ選びはとても大切です。また、デザイン面では当日の晴れ着に合うものを選ぶこともポイントといえます。以下でさらに詳しくチェックしましょう。
普通の靴よりやや大きめのサイズを選ぶ
草履選びで非常に大切なポイントがサイズ選びです。草履は、普段履いている靴よりも大きめを選ぶようにしましょう。
草履の場合は、本来、履いたときにかかとが1cm~1.5cmほどはみ出すくらいのサイズ感がよいとされています。とはいえ、お子さまの足への負担を考えると、このようなサイズ感はおすすめではありません。こどもの場合には、かかとがしっかり乗せられる大きめサイズのほうが安定感があり、履きやすいといえます。
草履を選ぶ際は、お子さまの足のサイズを踏まえて選ぶようにしましょう。また、サイズ感の確認と、当日の靴擦れを防ぐためにも、できれば事前に試着をして慣らしておくのがおすすめです。
着物や小物との統一感を意識する
草履のデザインは、着物や小物と雰囲気が合うように意識して選ぶと統一感が出るでしょう。草履の鼻緒や、足に面する「天」の部分は、桜や梅などの花柄や総絞り、格子文様などさまざまな色や柄のものがあります。この鼻緒や天の部分を、着物や小物の色や柄に合わせるのがポイントです。
着物や小物と合う色や柄の草履がない場合は、なるべくベーシックな色のものを選べば合わせやすくなります。例えば、草履全体は白系や黒系のシンプルなものを選び、鼻緒だけを着物や小物と合わせるのもよい方法です。
かかと止め(留め)などで履きやすさをアップする
お子さまの状況に応じて、履きやすさをアップする「かかと止め(留め)」を取り入れるのもおすすめです。
こどもが草履を履くと、歩く度にかかとが浮いてしまい、脱げやすくなってしまうことも少なくありません。かかと止めと呼ばれるゴム製のバンドを装着すると、かかと部分が安定し、サンダルのような感覚で草履を履けるようになります。
草履によってはかかと止めがセットになっているものもありますが、手頃な価格で別途購入することも可能です。
【知っておきたい】草履の靴擦れ対策
七五三で和装をする場合には、草履の靴擦れ対策はぜひ知っておきたい情報です。あらかじめ余裕をもって準備しなくてはならないこともあるため、早めに確認しておきましょう。ここでは、草履による靴擦れを防ぐためのポイントと、当日に靴擦れしてしまった場合の対処法について解説します。
草履の靴擦れを防ぐには
草履の靴擦れを防ぐための対策方法は、下記のように複数の方法が考えられます。当日になって困らないよう、あらかじめ対策をしておきましょう。
事前に準備しておくこと | 当日すること |
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事前に準備しておきたいことのひとつに、「草履の鼻緒をほぐしておく」ことが挙げられます。通常、新品の草履の鼻緒はきつくなっており、そのまま履くと足が痛く感じるかもしれません。
草履全体を軽く曲げる、鼻緒全体を外側に向けて伸ばす、足の親指と人さし指の間にくる「前坪(まえつぼ)」部分を広げてゆるめるなどして、少しずつ調整しましょう。
七五三当日にできる対策として、移動中は靴を履く、足袋を履いて足を保護するといった対策のほか、ばんそうこうやガーゼ、ベビーパウダーなどで鼻緒に当たる部分の肌を保護しておくのも効果的です。
靴擦れしてしまった場合の対策
実際に草履で靴擦れしてしまった場合は、なるべく早く、ばんそうこうを貼ったりクリームやワセリンを塗ったりして肌を保護しましょう。靴擦れがひどくなってからでは対処してもすぐには痛みがとれないこともあります。お子さまが痛がる様子を感じたときは、迅速に対応することが大切です。
同時に、鼻緒と足の隙間にガーゼやハンカチなどを挟むとよいでしょう。鼻緒と足の間の隙間がなくなり摩擦がなくなれば、靴擦れしにくくなります。
また、草履で足が痛くなる原因として考えられるのが、負荷がかかりやすい歩き方をしているということです。草履の場合には、なるべく歩幅を小さくして草履を引きずるようなイメージで歩くと、指の間にかかる負担を減らせるでしょう。
【七五三当日】お参りを快適にするために準備したいもの
お参り当日には、草履による靴擦れや着物の着崩れなどを防いで快適に過ごすために、準備しておきたいものが複数あります。当日に慌てることがないように、あらかじめチェックしておきましょう。ここでは、お参り当日に用意しておきたいものを具体的に紹介します。
履きなれた靴と靴下
お子さまが疲れたり靴擦れしたりするのを防ぐために、履きなれた靴と靴下を用意しておきましょう。状況に応じて臨機応変な対応ができるように、持ち歩いておくと安心です。例えば参拝や写真撮影のときだけ草履を履き、それ以外の移動ではいつもの靴を履くようにすれば、お子さまの負荷が軽減できます。
スムーズに履き替えができるように、スニーカーではなく着脱しやすいサンダルなどを用意するのも選択肢のひとつです。ただし、面ファスナーの靴は着物を傷める可能性があるため、避けるようにしましょう。
靴擦れに備えてばんそうこう
靴擦れ対策として、ばんそうこうは必須といえるでしょう。いざというときに備えて用意しておくのがおすすめです。
草履に慣れていないなど靴擦れしそうな場合には、足の親指と人さし指の間や足の甲といった、鼻緒が当たる部分に前もってばんそうこうを貼っておけば、より安心して草履が履けるでしょう。
着物やヘアスタイルの崩れ対策にタオルやヘアピン
草履による靴擦れなどのトラブル以外にも、七五三当日は着物やヘアスタイルの崩れなど、予期しない事態が起こることがあります。着崩れやヘアの崩れにも対応するために、タオルやヘアピンなども用意しておくと便利です。
帯が崩れて下がってきてしまう場合には、帯と胴の間にタオルを挟めば、着崩れを防ぐ効果が期待できるでしょう。タオルは、着物を汚れから守るためにも役立ちます。
また、女の子の場合は特に、ヘアスタイルが崩れた場合に備えてヘアピンや髪留め、ワックスなども用意しておくと安心です。
ひと口サイズのお菓子やストロー付きの飲み物
当日の衣装を汚すことなく快適に過ごすためには、ひと口サイズのお菓子やストロー付きの飲み物もあると便利です。お参り当日には長い待ち時間が生じることもあり、喉が渇いてしまったり、小腹が減ってしまったりすることもあるでしょう。退屈でお子さまが機嫌を損ねてしまう可能性もあります。
あめやグミ、ラムネなど、ひと口サイズのお菓子やストロー付きの飲み物であれば、着物を汚す心配も少なく手軽に口にできるでしょう。
暑さ・寒さ対策グッズ
七五三のお参り当日を快適に過ごすためには、暑さや寒さに備えた対策をしておくことも大切です。七五三のお参りは秋がシーズンのため、当日寒くなることが予想される場合は、ブランケットや下着、カイロなどの防寒グッズを用意しましょう。
一方、地域によっては早めの時期のお参りで暑さ対策が必要になることもあります。着物の場合はより暑さを感じるため、状況によっては冷たい飲み物や保冷剤などを用意しておくとよいでしょう。
スタジオマリオは七五三の衣装・小物が充実!
スタジオマリオの七五三撮影は、七五三を迎えるお子さまとご家族にさまざまなサービスをご用意しています。豊富な衣装と小物からお好きな衣装を選択いただけるほか、七五三の撮影をされたお客さまを対象に、お参り当日の着物レンタルを実施していることなど、お得でうれしい特典が満載です。
スタジオマリオでお気に入りのコーディネートを見つけ、すてきな思い出を写真に残しましょう。
400点以上!豊富な衣装と小物
スタジオマリオの写真撮影では、400点以上の豊富な衣装・小物からお好きな衣装をお選びいただけます。無料でお着替えも可能なため、雰囲気の異なる衣装に挑戦できるのもうれしいポイントです。
衣装には着付けがセットになっており、華やかに変身したお姿をこども写真のプロが撮影します。小学生までのごきょうだいの撮影用衣装も無料のため、雰囲気をそろえたきょうだい写真を残せると好評です。
また、スタジオマリオでは予定変更や撮り直しも無料で対応しており、お子さまが疲れてしまった場合などは、後日取り直すこともできます。
お参り当日の着物や小物類もお得にレンタル可能
スタジオマリオでは七五三の記念撮影をされたお客さまに、お得なお参り用着物のレンタルサービスを実施しています。着物や小物一式、足袋、着付けが全てセットになっているため、お客さまご自身での小物などの準備は必要ありません。
着物レンタルは七五三撮影をされた方を対象としたサービスであり、来店でのご予約が必要です。まずは店頭・インターネット・お電話のいずれかで撮影予約をしていただき、レンタル申し込みのためにご来店という流れになります。
撮影日とお参りの日が同日も可能ですが、おすすめは前撮りです。例えばお子さまが着たい着物は前撮りで、お参りはお父さん、お母さんが選んだ着物というパターンにもできます。
※2021年6月時点の情報:予告なく変更する場合があります。
衣装のお持込もOK
スタジオマリオでは着物のお持込も可能です。着物をお持ちいただければ、無料で着付けもいたします。ご自身では時間がかかりやすい着付けもスムーズに対応できるため、ぜひご相談ください。
お手持ちの着物に加え、スタジオマリオの衣装からドレスやスーツを選んで記念撮影することで、和装と洋装、異なる雰囲気の写真を残すことができます。七五三の大切な記念になるでしょう。
まとめ
七五三では、お子さまが和装の場合は草履を、洋装の場合は革靴などのフォーマルシューズを合わせることが一般的です。いずれも履きなれないことも多いため、移動中などは別の靴で過ごしてもよいでしょう。
和装の際の草履は、着物などとの相性を考慮しながら、大きめのサイズを選ぶのがポイントです。草履の靴擦れ対策としては「かかと止め(留め)」を付ける、鼻緒をほぐしておくなどの工夫ができますが、当日痛がる様子が見られた場合は、早めに対処するようにしましょう。
スタジオマリオでは七五三の衣装や小物を豊富にそろえており、こども写真のプロがお子さまのすてきな表情をしっかりとらえます。七五三の撮影は、スタジオマリオにお任せください。大切な記念日を確かな技術でサポートいたします。
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