七五三は当日撮影よりも前撮りが正解?撮影日を決めるポイントをチェック
更新日:2021年06月30日
お子さまのいるご家庭において、七五三は一大イベントともいえるでしょう。最近は、七五三の記念撮影をお参り当日ではなく、前撮りする方も増えています。当日撮影か前撮りにしたほうがよいか、迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、七五三の記念撮影を当日にする場合と別日にする場合とで異なるメリットを紹介します。それぞれの違いが分かれば、ご家庭にとってベストなスケジュールを立てられるでしょう。
目次
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七五三の記念撮影は当日?前撮り?
七五三は、こどもの無事な成長を喜ぶお祝いの儀式です。地域や状況によっても異なりますが、一般的には男の子が3歳と5歳の年、女の子が3歳と7歳の年に執り行われます。
伝統的な祝い事とはいえ、詳しくは知らないという方もいるかもしれません。まずは七五三のお参りをするタイミングを確認しておきましょう。加えて、記念撮影をいつするのか、考えておきたいポイントをいくつか紹介します。
七五三のお参りをする一般的な時期
七五三の正式な参拝日は、11月15日です。もともとは旧暦の11月15日に祝われていましたが、明治以降は、新暦で11月15日となっています。
一般的には、11月15日の前後2週間(10月下旬から11月下旬頃)を目安に、土・日・祝日に参拝するケースが多い傾向です。ただし、寒冷地では雪が降ることもあるため、1か月早めて10月15日に執り行うケースもあります。
伝統的には、数え年で3歳・5歳・7歳のときに執り行われてきました。現在は数え年・満年齢、どちらでも行われています。例えば、きょうだいで七五三を一緒にお祝いできるように、「上の子は数えで7歳、下の子は満年齢で3歳」というような数え方で行うご家庭もあり、状況によって柔軟な考え方のもとお祝いしてもよい、といえるでしょう。
当日のスケジュール
七五三のスケジュールは、神社やお寺でのお参り、家族での食事会、記念撮影が大きな柱です。この流れの中に、着付けのための時間を取ることになります。
自宅から参拝場所、食事会会場、記念撮影をするスタジオと、移動する手段や時間を考え併せてスケジュールを立てると、お子さまだけでなく同行者とってもかなりハードな1日に感じられるかもしれません。食事会を自宅で行う場合には、料理の手配も必要です。
また、六曜を参考に日付を決めるのであれば、「午前中は凶」「お昼以外は凶」など時間帯の制約が出ることも考えられます。参拝を避けたい時間帯に写真撮影をするといった、段取りの工夫が必要になるでしょう。
前撮りのタイミング
七五三は、当日にすべてのイベントを詰め込むと、ハードなスケジュールが予想されます。記念撮影を別日にすることで、親子共に負担が軽くなりやすいため、前撮りにするご家庭も少なくありません。
七五三の前撮りの多くは4月頃から始まります。フォトスタジオでは前撮りキャンペーンが設定されていることもあるため、うまく利用できればお得です。
幼稚園や小学校に通うお子さまの場合には、七五三のお参りも写真撮影も、11月の週末に集中する傾向が強いといえます。前撮りであれば、夏休みなどを利用しやすくなるため、混雑を避けられるでしょう。また、春の時期は、日焼けをする前に写真が撮れます。気になる方は日焼けを避けやすい時期を選んでの撮影をおすすめします。
後撮りもある
七五三の記念撮影は、七五三の後に行う「後撮り」も選択肢のひとつです。うっかりしていてフォトスタジオの予約を取っていなかったり、七五三の記念撮影は要らないと思っていたものの考えが変わったりというケースもあります。
フォトスタジオでは後撮りも受け付けているため、「時期を逃した」と心配する必要はありません。まずは問い合わせましょう。
撮影のタイミングは自由に決めてOK!
七五三の記念撮影のタイミングは、ご家庭の都合に合わせて自由に決められます。仕事が忙しくて休みが取りにくいという方は、ハードでも当日に撮影まで済ませてしまったほうが現実的かもしれません。
小さなお子さまがいるご家庭は「記念撮影は混雑しない平日に前撮り、お参りと食事会は家族全員がそろう週末」というスケジュールも一案です。
ご家庭ごとに状況や仕事の都合、生活スタイルが違います。七五三の記念撮影は「我が家にとって一番よい」スケジュールで行うのが理想です。
七五三の記念写真を当日撮影する3つのメリット
「我が家にとって一番よい」記念撮影のタイミングを決めるために、当日撮影と別日の撮影にどのような違いがあるのかを知っておきましょう。それぞれのメリットを比べることで、自然とスケジュールも決まってきます。
まずは当日撮影のメリットを確認しておきましょう。七五三を迎えるお子さまだけでなく、共に祝う方々のことも考慮してスケジュールを立てられるとスムーズです。
【1】1日ですべて済む
七五三の記念撮影を当日撮影にすれば、1日にすべてのイベントを済ませられます。仕事の都合などで、お父さんとお母さんの休みが合わせられないということもあるかもしれません。例えばお父さんが単身赴任の場合、七五三のために2度帰省することが困難なこともあります。当日撮影にすれば、スケジュールも組みやすくなるでしょう。
また、お参りの服装のまま撮影できるため、例えば和装でお参りする場合、着付けが一度で済むということに魅力を感じることもあるでしょう。
【2】参列者と集合写真が撮れる
七五三の記念撮影を別日に設定した場合、七五三の参列者全員との記念撮影はかなわないかもしれません。遠方に住む祖父母や親族が参列するケースでは、何度も足を運ばずに済む当日撮影を選択することで、集合写真が実現しやすくなるでしょう。
また、七五三のお参りでは、フォーマルな身だしなみが一般的です。当日は参列者全員がフォーマルスタイルである可能性が高く、雰囲気をそろえた集合写真の撮影がしやすくなります。
【3】成長の誤差を避けやすくなる
フォトスタジオの前撮りの多くは4月から始まります。11月頃に執り行われる七五三までの期間は8か月と幅があり、その間に大きな成長を見せるお子さまも少なくありません。
成長による変化は、年齢が低いほど顕著です。特に3歳では、記念撮影の日付とお参りの日付が離れていると、写真の姿と実際にお参りをした際の姿に差が出ることもあります。また、前撮りではなく七五三の時期まで成長を待つことで、撮影しやすくなることもあるでしょう。
七五三のお参り当日の撮影であれば、成長の誤差を懸念する必要はありません。七五三時点での表情を残したいとお考えの方は、当日撮影も候補に入れることをおすすめします。
七五三の記念写真を前撮りする5つのメリット
七五三の前撮りの多くは4月から始まるため、前撮りを選択した場合、お子さまの体調や成長速度、ご家族の都合などを考えて時期を選択できます。
撮影日から七五三のお参りまでの間に顔の印象が変わってしまうことを心配されるのであれば、9月以降の前撮りがおすすめです。日焼けしないうちの撮影を希望されるのであれば、4月~5月頃も候補になるでしょう。ここからは、七五三の記念撮影を前撮りするメリットをまとめます。
【1】ゆとりをもってお参り・撮影ができる
記念撮影を前撮りしておけば、七五三当日のスケジュールにゆとりができます。ハードなスケジュールになった場合、お子さまの体調が不安定になりやすいことは懸念材料です。
疲れて眠ってしまったり、機嫌が悪くなったりすることもあるかもしれません。スケジュールをシンプルにすることで、お参り当日のハプニングの発生リスクを抑えやすくなります。
また、記念撮影の時間が十分に取れることもメリットです。次の予定を考えて焦ることは少なくなります。普段とは違う撮影シーンでも過度に緊張することなく、すてきな一瞬を写真に残しやすくなるでしょう。
【2】衣装を変えて撮影できる
衣装を変えて撮影できるフォトスタジオもあります。七五三の記念撮影では、和装の次は洋装、といった具合に、雰囲気を変えて撮影できることが少なくありません。「記念撮影を手早く済ませて、次の段取りへ……」という必要がないため、衣装を変えての撮影もゆっくり楽しめるでしょう。
また、フォトスタジオの中にはお子さま用着物のレンタルサービスを実施していることもあります。利用することで、撮影のときと違う衣装でお参りできるのもメリットです。雰囲気を変えてのお参りも実現できることも、前撮りならではの特典といえます。
【3】お得なキャンペーンを利用できる
前撮りキャンペーンを実施しているフォトスタジオもあります。七五三の記念撮影を前撮りで予約すると、特別価格や特別サービスが提供されるというキャンペーンです。
特に早い時期のキャンペーンを利用すれば、撮影価格に加え、予約が取りやすいというメリットもあります。お参り用のレンタル着物が割安になるなど、オプションサービスが設定されているかもしれません。さらに、ライバルが少ない時期に決められるため、日付や衣装も好きなものを選びやすくなるでしょう。
【4】突然の予定変更にも対応しやすい
七五三のお参りをする11月頃は気温も下がるため、体調を崩すことも考えられます。状況によっては「これを逃すと家族のスケジュールが合わないから」と無理をして撮影に臨む事態にもなりかねません。
前撮りで撮影を済ませておくことで、精神的も安心感を得やすくなるでしょう。お参り当日に突然の予定変更があった場合でも、七五三の記念撮影という、イベントのひとつを済ませておくことで、柔軟な対応を取りやすくなります。
【5】着物に慣れるチャンスになる
最近は着物に触れる機会が減ってきました。「お参り当日は和装で」と希望するお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。しかし、着物は着慣れていなければ窮屈に感じやすいかもしれません。
前撮りで着物を着る経験をすることで、着物への抵抗感が薄れることも期待できます。好きな着物を選んだり撮影を楽しんだりすることで、当日の和装のハードルが下がりやすいという側面は、前撮りの副産物といえるかもしれません。
七五三の写真を後撮りするメリット
七五三の後撮りを「初めから予定している」という方は少数派かもしれません。例えば単身赴任しているお父さんや同居していない家族の帰省に合わせるケース、七五三当日に体調がよくなかったというケースなどは、後撮りを選択肢に入れることで調整がしやすくなるでしょう。
また、うっかりしていてフォトスタジオの予約が取れていなかった、記念撮影は不要だと思っていたものの、かわいいわが子の着物姿を見て、記念を残したいと考えを変えた場合にも対応できるのが後撮りです。
繁忙期を過ぎた後撮りのタイミングはフォトスタジオが空いていることも多く、予約が取りやすいのが大きなメリットといえます。
七五三のお参り・記念撮影で気を付けたいポイント
七五三の記念撮影は、当日でも前撮りでも、後撮りでも構いません。ご家族にとって一番よいスケジュールが見えてきたら、お子さまの成長をきれいに残すためのポイントを押さえておきましょう。ここでは、撮影時期とお子さまのコンディション、記念撮影の準備と衣装の選び方について取り上げます。
撮影時期を決めておく
撮影時期は家族の方ともよく話し合って決めておきましょう。大切なのは、価値観をきちんと共有し、皆が気持ちよく撮影できるスケジュールにすることです。
着物姿が映えるよう、こどもが日焼けをする前に撮影したいという考えもあるでしょう。七五三という特別な儀式の一環として記念撮影をしたいという意見もあるかもしれません。こどもが疲れないスケジュールが一番だという考え方もあります。
参列する方と認識を共有し時期を決めておくと、誰にとっても思い出深い記念写真となることでしょう。
こどものコンディションに気を付ける
七五三の記念撮影では、お子さまの成長とかわいらしさをしっかりと写真に残したいものです。しかし、お子さまの体調がよくない場合、自然な表情が出にくくなってしまうこともあります。無理をせずに予約の変更をし、体調のよいときに再トライするほうが満足のいく写真に仕上がりやすいかもしれません。
病気ではなくても、緊張や慣れない雰囲気に機嫌が悪くなることもあります。お気に入りのおもちゃやおやつなど、気分を上げるアイテムを持参しておくのも一案です。
こどもの動きを予想して準備しておく
スケジュールによっては、おめかしした状態でお参りや記念撮影、食事会といったイベントを進める必要があります。着物の場合には、トイレや食べこぼしなど、緊張するシーンを想定した準備が必要です。
便利なのはタオルです。食べこぼしに備えるだけでなく、着崩れ防止として帯の裏側に挟んでおけます。また、たもとや裾を帯に固定するクリップも持参すると、トイレなどでの着崩れ防止に便利です。
移動も多いため、歩きやすい靴を準備するのもよいでしょう。神社やフォトスタジオでは草履に履き替えます。気温が低い場合には、レギンスなどインナーで寒さ対策もしておきましょう。
衣装の意見が割れたら「こども優先」もおすすめ
お子さまの好みとお父さん、お母さんの好みが違うこともあるでしょう。衣装選びで意見が割れてしまったときには、お子さまの願いをかなえてあげるのも選択肢のひとつです。または、例えば「前撮りはこどもの好みの衣装、お参りには親の選んだ衣装」という方法もあります。
フォトスタジオによっては、複数枚の衣装を選ぶことも可能です。お子さまが好きな衣装とお父さんやお母さんの好みの衣装、どちらも着て記念撮影をすれば、好みが割れたことも懐かしいエピソードとして記憶に残るでしょう。
七五三の記念撮影はスタジオマリオで!
七五三の記念撮影には、こども写真のプロ、スタジオマリオをぜひご利用ください。写真の専門店であるカメラのキタムラが運営するスタジオマリオでは、日本最高レベルのプリント技術で記念写真を提供しています。
予定変更や撮り直しは、無料で何度でも対応可能です。ここからは、スタジオマリオが七五三の記念撮影に最適である3つの魅力を紹介します。
1.当日撮影はお参り前に撮影→そのまま衣装レンタルOK
スタジオマリオでは、前撮りか当日撮影で七五三の記念撮影をされた方に、お参り用の着物レンタルを特別価格で提供しています。前撮りの場合には、撮影した着物と別の着物をレンタルすることも可能です。
着物をはじめ、足袋や小物など一式がセットになっており、身ひとつでご来店いただけます。お参り当日が平日であれば、レンタル料はさらにお得です。着付けもすべて含まれており、当日撮影であれば、記念撮影後そのままお参りいただけます。
2.前撮りでお得な七五三超早撮り
スタジオマリオでは、ごく早い時期での前撮りを「七五三超早撮り」として、特別価格で提供しています。撮影基本料や、お参り用の着物レンタル料やデータ購入価格にも割引価格が設定されているためお得です。
さらに、うれしいサービスやプレゼントも多数ご用意しています。着物が映える日焼け前のお子さまの姿を、お得に前撮りしましょう。
後撮りでご繁忙期を避けて撮影を楽しむことも
後撮りは混雑を避けたタイミングで撮影できることがポイントです。お好きな衣装をゆっくりとお選びください。
スタジオマリオの魅力のひとつは、豊富な衣装にあります。七五三の記念撮影では、衣装を変えても撮影基本料は変わりません。お子さまの好きな衣装も、お父さんやお母さんが着せたい衣装も、どちらも撮影いたします。
一緒に撮影される場合、小学生までのごきょうだいの衣装も無料です。衣装をそろえて撮影すれば、仲むつまじいワンシーンを家族の歩みとして残せます。
まとめ
七五三のお参りは11月15日の前後2週間を目安に、都合のよい日を選んで行います。写真撮影は当日行うこともできますが、スケジュールにゆとりが生まれやすい、前撮りもおすすめです。
スタジオマリオでは、当日撮影はもちろん、前撮りも後撮りも喜んで承ります。豊富な衣装の中からお好きなものを選んで、すてきな姿を写真に残しませんか。七五三やお参り用着物レンタルサービスも実施中です。撮影予約はお電話やネットでも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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